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住まいの温度差を考える、全館床暖房の住まい
平成8年完成の全館床暖房の住まい、もちろん車椅子での生活も視野に入れた設計
駐車場の高さと一階床高を同レベルにして、駐車場も屋根付き
床下の空気を温めるタイプです、
床暖房の種類は百以上のやり方があるそうです
熱過ぎると、低温やけどの心配があり、
高齢者・乳幼児・温度感覚障害の方は検討された方が良さそうです
電磁波が心配と電気毛布を使わない方もいらっしゃるそうです、
配管は漏水が心配・・・・
この時点では灯油を使ってます、西原村での快適な暖房です
現在は建築端材などを有効利用した、暖房に切り替えてます
煙が近所に迷惑を及ぼすことがわかり
その後ヒートポンプに切り替えてます
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浴室の床も暖房であったかです、
片麻痺でも使えるように両サイドに
(片方では出るときと入るときの動きが逆になるので)
腰を下ろせるようなスペースを、
浴槽の下の方と横の壁は一部タイルの形状と色を変えてます
介護が始まるときに本人に合わせた手摺の取付が可能です
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トイレは、男性用も同じ部屋にして、広く使えるようにしてます、
全館床暖房のトイレは場所が狭いのと、
便座の熱で一番部屋の温度が高いところです
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便所の中の洗面台にもお湯を配管して、
トイレで身体もふけるようにして、介護が始まっても大丈夫
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洗面所は通路と脱衣所も兼ねてるので広く使え、
フットスイッチはいろんな場面で重宝してます、節水にも
横の棒は足が使えなくとも使えるように、棒でスイッチを押します
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浴室のサッシは価格の安い、片引き戸を使い、
排水ユニットで水が脱衣所に来るのを防いでます
見えにくいのですが、浴槽のところにはピンクのタイルを斜めにして、
つま先で浴槽の位置が判り・壁にも同じタイルでアクセントをつけてます
、壁をつたうことで、浴槽の位置がわかります、
視覚に障害があっても浴槽の位置がわかります
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台所の分電盤は低い位置にして、停電の時に操作しやすいようにしてます
出窓の角柱には鏡を貼り付け、視界のバリアフリーです
(柱が見えにくいでしょう)
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現在の住まいに少なくなった床の間・仏間、
ご先祖さんへの感謝も少なくなってますが・・
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床の間が開閉できる事で解放感と、新しい使い方ができます、
北側の柔らかい光が取りこめる
温度環境が良いと高齢者と勉強には、
照度差が少ない北側が良いとかいわれてます
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温度環境が良いと広い空間が楽しめます、
暖房が利くと勿論冷房も効きます、ランニングコストが削減
家具や、パーテンション・観葉植物で仕切り寝室のも出来ます、
梁が見えてますので天井走行リフトの後付けも簡単です
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家具の寸法が判ってましたらこんな地震対策も可能です
地震の時に家具が倒れません
家具の高さに下がり壁を合わせる
熊本地震で実証済みです
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住まい造りは地域材を活用して、
技術の伝承も出来る住まいづくりを考えませんか、
経済優先も良いかもしれませんが、
確実に長持ちする造り方が無くなるのは寂しいと思います

by ogura-j | 2010-10-31 09:49 | バリアフリーの住まい | Comments(0)
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